Google マップ で不動産情報検索

営業スタッフTM (2010年9月26日 10:54) | コメント(0) | トラックバック(0)

一ヶ月ほど前より、Google マップ上で賃貸物件情報の検索が出来るようになりました。地図検索自体は既存の物件検索サイト大手、ホームズやアットホームなどでも可能でしたが、 Googleマップ上で可能になったというのは非常に意義深いニュースでした。

ただ、一般の不動産会社の間では微妙に評判が良くない?ところがあります。私もニュースが流れてすぐ確認したのですが、良い点もあったものの、がっかりした点が幾つかあります。

    しかし現状掲載されている物件はかなり眉唾な物件でウチの管理物件勝手に載せてるの5つ発見したんだけど、大昔に終了しているものばかり。二次的な要素を期待しての使い方に留めるべきかな、現状。
http://twitter.com/willstage/status/21381846389

やはり、まず気がついたのはコレです。業者であれば、一見して「この情報は間違っている」と分かるものが多くありました。原因としては、上記にもあるように、特定の業者が適当に情報を集めて勝手に登録しているからでしょう。利用者を惑わせるだけでなく、放っておくと、インターネット上の情報自体の信頼性が損なわれてしまう危険をはらんでいます。そして、インターネット情報が信頼されなくなれば、利用者だけでなく、最終的には情報を提供する側の不動産会社も不利益を被ることになるのです。運営者(Googleではなく、外部委託)も色々と努力しているようですから、しばらく様子を見ながら、間違った情報が淘汰されていくのを願っています。

次に、先進的なGoogleのサービスに掲載されるにも関わらず、物件情報の登録が手作業かCSV+FTP転送という残念な方法しか無いという点。Googleでは既に何年も前から、GData APIというのを用意し、Googleのブログ記事・カレンダー情報・写真(Picasa)・文書・表計算など多くのサービスで利用できるようにしています。

GData APIとは何かというと、情報をやり取りする為の決め事=通信規約の一種です。要するに商売をする為の共通言語という事です。共通言語があれば商売も貿易もスムーズに活発になる訳です。具体例を出すと、今話題のTwitterにも、Twitter APIというのがあります。これにより、Twitter API(共通言語)を喋る専用ソフトウェア(Twitter クライアント)がたくさん生まれて、ツイッターへの書き込みに多くの人が愛用しています。この辺りも、Twitterの人気の理由です。実はブログでもまったく同様で、ブログ記事の作成、編集、削除などがこういった便利なソフトから出来るようになっています。

不動産情報の登録や更新作業でも同じ事が出来ない訳はありません。例えば、賃貸物件管理ソフトなどにこの機能を追加すれば、一切手入力をせずに、自動でインターネット上の物件情報の公開、取り下げが出来るようになります。こうすると、物件情報の正確さも向上するでしょう。今回、IT業界のリーダーであるGoogleがこの方法を用意しなかった点にとてもがっかりしました。

 良い点も触れるとすると、物件情報の掲載が制限なし、無料という事でしょう。一般的に不動産情報の掲載は有料で、不動産会社が毎月結構な金額を払っています。この物件情報(コンテンツ)有料掲載というシステムは時代遅れになりつつあるのではないかと思います。何しろ、今ではブログも掲示板も無料で書けます。コンテンツを集めて、それをネタに広告で収益を得る、というのがここ10年ほど続く大きな傾向となっています。今回のGoogleマップへの無料掲載は不動産業界における物件情報流通の大きな節目となるのではと思っています。

反面、この「無料」というのは欠点もはらんでいて、メールやブログであるようにスパムが増えがちになるというのと、その取締り、啓蒙のコストをどこから捻出するか、という問題が出てくるからです。

今後、こういった問題をどのように解決していくのか、そしてGoogleがこのサービスをどう育てていくのか、一利用者としても興味深く見守って生きたいと思っています。


追記:2010年10月30日

10月も終わりになって、朝日新聞が取り上げました。

グーグルが賃貸物件の検索サービス
http://www.asahi.com/housing/column/TKY201010280284.html

2010年10月29日

一部引用

 グーグルはユーザーの「気持ち良さ」につながる1分1秒でも速く検索結果を出すことを信条の一つとしている。便利で無料のツールや無料検索サイトの登場はユーザーだけでなく不動産業者にとっても大いに歓迎されることだろう。その点では、まだ「賃貸物件限定」とは言え、グーグルの不動産検索サイトの日本上陸は今後の不動産流通の変革を予兆させるものとなるだろう

 ただ、「検索」と実際の集客につながるかどうかは別問題である。また、ユーザーの利益につながる鮮度が高く正確な情報を出していくための相応のシステム構築や人的コストなどの費用も大きな課題だ


結論とか、なんとなく同じようなこと書いていますね^^


追記2:
Google マップでの不動産検索は打ち切りになってしまったようです。やり方によっては非常に便利なサービスになったと思っていたので、少し残念です。

Google マップの不動産検索について
http://googlejapan.blogspot.com/2011/01/google_27.html



 

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